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祖父

ペンネーム:匿名さん


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僕が、学校で期末試験を受けているときに、シャーペンが落ちた。僕はとても驚いた。というのも、そのシャーペンは、机の上に置いてあっただけで、触れてすらいなかったからだ。もちろん、机が揺れたわけでもないし、試験中であったので、人がぶつかってきたわけでもない。とにかく、急に落ちたのだ。その時、ふと時計を見た。10:20であった。

全ての試験を終えて家に帰ると、僕は大変なショックを受けた。というのも、祖父が亡くなったと知らされたからなのと、もう1つ、祖父が亡くなった時間が10:20だったからだ。実は、この話には、まだ、続きがある。

僕が、海外にいる親戚の所に行ったとき、現地で待っていた、いとこから聞いた話だ。僕が現地に着いた翌朝、いとこは紅茶を買いに出かけた。そして、ある店で紅茶を買おうとすると、その店の主人が、
「後ろにいる方はどなたですか?」
と尋ねてきたそうだ。それに対して、いとこは、
「いえ、あたし一人ですけど」
と不思議そうに答えた。
「いや、そんなはずはない。お爺さんが、あなたの後ろに立っているよ」
こんなことを言われて、怖くなってしまったので、そのお爺さんの特徴を訊いてみることにした。

いとこは、その特徴を聞いて、とても驚いたという。なぜなら、そのお爺さんの特徴というのが、最近、亡くなった祖父にとても似ていたからだ。
「自分のことを、見守って、くれているんだなあと思うと、とてもうれしかった」
と僕に話してくれました。

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