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不気味なチェーンソーの音
ペンネーム:やっちさん
夕方薄暗くなった時分に、とある川へナマズを捕る仕掛けをしに行った時の事…
周辺は杉山で覆われてて、その山中の細い道をすり抜けてる途中で木を切るチェーンソーの音が聞こえました。
明るい昼間なら何とも思わないが薄暗い夕方にチェーンソーの音は不気味にしか聞こえませんでした。
音のする方に目を向けてみるとボロボロの軽自動車が一台!
近付いてみると女性が2人いて車の荷台には見た瞬間目を覆いたくなる物が…
何と! 無数の藁人形が山の数ほどと、大人と同じ大きさの藁人形3体、そして学校の理科室にある人体模型が1体ありました。
私は何気に こんばんわ~と言うと振り向いて睨み返してきました。
一人は手にチェーンソーを持ち、もう一人はスコップで穴を掘り終えた所でしょうか!?
恐ろしい光景でした。
何してるんですかと聞くと、関係ないでしょ?
あまり詮索するとアナタもこの人達、いや この藁人形みたいになりますよ!!
分かったら早く立ち去って下さい、それと見た事は誰にも喋らないで下さいね…
私達には見ず知らずのアナタでも藁人形に念を込めて処分する事は簡単なんですから…
さあ早く行って下さい。
私は慌てて自転車に乗り後ろも振り返らず一目散にナマズ仕掛けに向かいました。
心臓がバクバクする程あせりながらも川のポイントに仕掛けをして再び来た道を引き返して、2人がいた場所をドキドキしながら通るともういませんでした。
ホッとしながら帰ってきましたが顔も知られたし暫くはビクビクしながら暮らしましたが何も起こらず安心しました。
本当に恐いものを見てしまいました…
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