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電話をかける黒い人
ペンネーム:やよいちゃんさん
幼いころ同級生と一緒に遊びまわった公園がありました。子供が一杯にかけ回っても余裕があるほどの広さがある公園です。私たちはその公園でよく、鬼ごっこをして遊んでいました。
ある日、いつものように友だちと公園をはしゃぎまわっていると、黒い人がたたずんでいるのに気がつきました。公園の入口にダイヤル式赤電話があり、黒い人は受話器を握り、何かを話しています。元々、この電話を使う人自体少なかったので、印象に残りました。
その時、友人に声をかけられ、二言三言話をし、公衆電話に目を戻すと、すでに誰もいません。公園に周囲に歩いている人はなく、こんなにも早く歩いていってしまったのかなと、不気味に感じました。
翌日、同じように友だちと遊んでいると、やはりあの黒い人がしきりに電話をかけています。そして、ちょっと目を離している間に、いなくなってしまうのです。そんなことが、何度も続き、友だちにあの黒い人、気味が悪いねと問いかけましたが、誰一人そんな人物を見ていないと言うのです。
いまだに、その公園はあり、公衆電話も健在していますが、私はもう近づくことはないでしょう。
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